みんなどうしてる?期間工が満期終了後に取る行動6つ

期間工は、その名の通り「期間が決まっている」お仕事です。

6ヵ月単位(3か月単位の会社もあり)で契約⇒再契約を繰り返しながら継続して同じ会社で働くことはできますが、最長で2年11カ月(35か月)という期限は法律で決まっています。

では、この2年11カ月という契約期間を終えた後はどうすれば良いのでしょうか?

今回は、多くの期間工が契約満了後に取る、典型的な6つの行動についてまとめていきたいと思います。

1.別の会社の期間工になる

比較的多いパターンがこちらです。

期間工は給料が良いのでお金も貯まりますし、きつい仕事も慣れてしまえばある程度ルーティーンでこなせるようになります。

勤めるメーカーが変われば仕事の細かい部分は当然変わりますが、大まかな流れや要領は共通という点も、同業他社の期間工として働く人が多い理由と思われます。

2.半年後に同じ会社に再雇用してもらう

それまで勤めていた会社の雰囲気や仕事内容が自分に合っていたり、同業他社の期間工として働いてみたけど「やっぱり以前の会社の方が良かった」と感じた方は、半年後に出戻りをする場合が多いです。

半年というのには理由があって、2年11カ月同じ会社に勤めた期間工は、少なくとも半年以上、雇用の空白を作らなければいけないからです。

そのため、最初から半年と決めて同業他社の期間工をする方もいれば、雇用保険の失業給付をもらいながら悠々自適な半年間を過ごし、半年経過後にそれまで勤めていた会社と再契約をするという方もいます。

3.失業保険をもらいながら悠々自適

期間工として働いている期間は雇用保険に加入しているため、12カ月以上働いた後の失業に対しては、失業給付がもらえます。(閑散期などで会社都合による失業の場合は、6か月の就業でもらえます)

通常、自己都合による退職の場合は3か月の「給付制限期間」があり、すぐには失業給付をもらうことはできません。

ですが、期間工の場合は契約期間満了に伴う失業のため自己都合扱いにならず、給付制限期間を待たずに失業給付を受けることが可能です。

期間工時代に溜めた貯金と失業給付で、しばらくは悠々自適な生活を行い、その後また期間工として働くという働き方をしている方も多いです。

4.正社員登用される

期間の定めがある期間工ではなく、雇用の安定した正社員を目指す方もいます。

もちろん正社員には、望めば誰でもなれるわけではありません。

最近はトヨタ自動車をはじめ、期間工からの正社員登用に積極的な会社も増えてきましたが、普段の勤務態度や職務能力、同僚とのコミュニケーション能力など、総合的な能力が求められるため、狭き門であることは確かです。

ですが、誰でも知っている大企業の正社員になれるチャンスはそうそうありません。

初めから正社員登用を目指して期間工になる方もいるくらいなので、検討の余地は大いにあると思います。

5.期間工から他の会社の正社員に就職する

このパターンも以外に多いです。

「期間工=きつくて大変な仕事」というイメージを多くの会社は持っていますので、その経験をアピールして異業種の正社員の座を勝ち取ることはそれほど難しくはありません。

また、トヨタやスバルなど、一定期間の任期を満了した期間工に対して転職支援や就職支援、就職に有利な資格取得支援などを行っている会社もあります。

6.貯まった資金を基に自分の夢をかなえる

期間工の中には、最初から自分の夢を持っていて、その夢をかなえるための資金作りとしてこの道を選んだという方も少なくありません。

「留学費用」や「お店を出すための資金」など目的は様々ですが、それらに必要な資金を貯め、自分の夢を実現するのって素晴らしいですよね。

中には2年11カ月では目標資金に届かない方もいて、そういった方は他のメーカーで期間工を続ける場合もあるようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。期限が決まっている働き方だからこそ、期間満了後の方向性も人それぞれ異なります。

そして、期間工を目指す場合は、この出口戦略を明確にしておくことも大切なポイントだと思います。

なぜなら、そこが明確になっていればいるほど、多少のきつい仕事であっても頑張れるからです。

考えてない方は、一度ぜひ考えてみてくださいね。